世界一の人口を誇る国、中国。
僕は大学生の時に、その中国に2回留学経験があります(2008年と2011年)。
目的は中国語を勉強するためーーーつまりは語学留学だったわけですが、
実際に中国に住んでみて感じたこと、学んだことはたくさんありました。
自分が留学してから結構年月が経ってしまっているので、
当時と今では同じように語れないこともあるとは思います。
ですが、せっかくの経験を発信しないまま10数年が経ち、
今になってもったいないな、と感じるようになりました。
今回は、僕が中国留学を決めるに至った背景や、当時の状況などを書いていきます。
目次
高校生時代の中国に対するイメージ
大学進学クラスに所属していながら、部活や遊びを謳歌していた高校生時代。
今のようにスマートフォンはなく、日常の娯楽は主にインターネットでニコニコ動画を見たり、テレビゲームばかりしていました。
国内外のニュース番組にもそれほど興味がなく、食事の際にワイドショーやニュース番組が海外の情報をたまに流しているのを見る程度でした。
そんな僕が漠然と抱いていた中国に対するイメージは、「なんだかちょっと危なそうな国」でした。
・ダンボール餃子事件
・偽ディズニー
・大気汚染
・反日活動
といった、マイナスイメージを抱かせるメディアの報道が多く、クラスメイトの間でもパクリ=中国といったイメージを持つ人もいました。
そのため、高校生時代の僕は中国に対して良くないイメージを持っていました。
大学進学時、履修する語学は中国語を選択。なぜ?
先述したように、確かに高校生の時には中国に対するイメージはよくありませんでした。
しかしその理由の1つに、「周りの人が中国のことを悪く言っているから」というのもありました。
自分で積極的に中国のことを調べたりしていなかったので、周りに同調して悪いイメージを持ってしまっていました。
しかし時が経つにつれて、こう思うようになりました。
「実際に自分の目で確かめていないのに批判するのは良くない」
「中国や中国人みんなが悪いわけではないはずだ」
大学受験を終えて、進学する大学を決める時に履修する語学を選ぶことになりました。
選択肢は英語、韓国語、中国語。
英語は使えて困ることはないし、当時は韓流ブームでバラエティや歌番組に韓国人がたくさん出演していました。
その中で中国語を選んだのは、
「中国語を勉強する過程で中国人と交流する機会があるかもしれない」
「実際のところ中国人は日本のことをどう思っているんだろう」
「中国に実際に行って自分の目で中国が見てみたい」
という考えになり、中国語を選択することにしました。
大学に進学してすぐ、交換留学生の中国人と交流
僕にとってとても運がよかったのが、大学に入学してすぐに仲良くなった人が超アクティブな人で、
そのアクティブさを発揮して中国人留学生と仲良くなり、僕に紹介してくれたことです。
正直な話、心の準備ができていなかったので最初のうちはとても緊張していました。
しかし、中国人留学生のみんなは日本がとても好きで、とても良い人たちばかりでした。
時間があれば一緒にご飯を食べたり、出かけたりして遊んでいるうちに、イメージしていた中国人像と全然違っていることに気づきました。
メディアでは反日活動の様子を映像で流していました。そのため、日本のことをよく思っていない中国人が多いと思っていました。やはり実際に会ってみないとわからないことがたくさんあると実感しました。
大学には1年生から半年間の留学プログラムがあった
中国語を勉強し始めてから1か月経った頃、中国への語学留学の話があがりました。
実は進学した大学は第1志望ではなかったため、入学した時点では留学プログラムの存在すら知りませんでした(;´・ω・)
中国留学の枠には余裕があり、希望すれば行けるような状態だったため、中国語の勉強が面白すぎて完全にハマっていた僕も次第に留学について考え始めます。
実際に中国に行って、生の中国を見ることができる機会。
期待することがたくさんありましたが、それ以上にあったのが不安。
・留学するのはその年の8月初旬、たった3か月の勉強で現地で生活できるか?
・日本との治安の違いは?
・親元を離れて海外で生活なんてできるのか?
・ご飯はどうやって食べる?娯楽は?
などなど、小さい不安から大きい不安まで色々ありました。
これらの不安に関しては、実際に留学に行った先輩たちが、中国現地で感じた日本とのギャップであったり、
日本から持って行った方が良いものや、気を付けなければいけないことなどをガイダンスしてくれました。
中国人留学生のみんなも相談に乗ってくれたので、少しずつ不安が解消されていき、最終的に半年間の留学プログラムで留学することが決まりました。
以上が、中国に良くないイメージを持っていた僕が、中国留学を決めた理由になります。
今では、スマートフォンが普及し、リアルタイムで様々な情報を得ることができるようになりましたが、
当時はまだ情報が今に比べて少なく、だからこそ「自分の目で中国を見る」という決断ができたのかなと思っています。
実際の留学生活でのエピソードも今後書いていこうと思っているので、お時間があれば是非見ていただければと思います!
では~(^^)ノシ
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